2019-11

Jalshaのブログ

虚詞

 火曜日は大学病院、水曜日は特に予定なし、木曜日は妻が大学の聴講で外出し、金曜日は一日ボーッとすごし、昨日は草津まで買い物に行った。この一週間、なんとなく心が慌ただしくて、ここも書けなかった。  いちおうチベット語の本を読んでいるのだが、チベット語の文法書と辞書をなくしてしまった。「なくして」と言っても、私が「いらない」と思って手放したのがいけないので、自然にこういう状態になったわけではな...
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虚詞(2)

 『虚詞』が話題になって、さいわいなことに『中国語虚詞辞典』というのが本棚の奥に見つかったので、なんとかなりそうになってきた。しかしなお翻訳をめざしているターラー菩薩の経文はまとまりが悪い。どうしても日本語にならない部分がある。やっているうちに、ふと、英語訳版がわが家にあるはずだと気がついた。いま扱っているのはこのあいだ台湾で手に入れた漢訳版だ。しかし、英語訳版はどこにあるかわからない。妻と相談...
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旧流派

 私が教育を受けたのは1980年代の前半期で、シカゴは古風なアドラー心理学が満開だった。私が帰ってから新しいアドラー心理学が咲き始めて、2000年ごろに主流派になった。しかし、私はあれこれ考えてみて、新しい考え方は採用しないことにした。つまり1980年代の解釈を正統と考えることにした。  時代は流れて、今日では「新流派」でないと「古い」ことになってしまった。ふうん、そうなのかねえ。私は19...
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旧流派(2)

 昨日書いたように、アドラー心理学に関しては私は旧流派に属している。アメリカでは2000年以後の新流派がおそらく多数派だし、日本でもそうじゃないかな。私は旧流派の旗を立てて新流派と戦おうとはしていない。新流派の存在意義はあまり認めていないのだけれど、かと言って滅ぼそうとも思わない。時間が経てば正しい方が残るかなと思っているし、その「正しい方」というのは私が属する旧流派だとも思っているが、それは新...
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主尊の違い

 1週間ほど前から『八難から守護してくださるターラー菩薩』という経典の註釈書を英語から翻訳している。ターラー菩薩は日本佛教ではあまり知られていないのだが、チベット佛教ではとても熱心に信仰されている。中でもカギュー派で信仰がきわだっているように思う。ドルズィン・リンポチェに来ていただいて日本でもセッションをやったことがある。  ターラー菩薩は日本佛教でもまったく知られていないわけではない。有...
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ポン酢

 今日、長浜まで散歩に行って来た。チベット風の(ほんとかね)「ポン酢」を手に入れたいという思いがあった。今使っているポン酢が長浜近辺の工場で作られたもので、私が住んでいる石山まではその製品は行き渡っていないのだ。そんなに特殊なものではなくて、酢と醤油を適切に混ぜたものだ。ともあれ長浜まで、東海道線に1時間乗って出かけた。快晴で、暖かい一日だった。  長浜駅は高架線の上にある。駅を降りると、...
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喫茶去

 妻が「外食して昼食にしよう」と言う。はいはい。11時ごろに家を出て、瀬田川に沿って歩いて南に下り、もうすこしで石山寺というあたりまで出かけた。天候は快晴で風もなく快適な朝であった。唐橋を超え、新幹線と高速道路の下をくぐると、目的地が見えてきた。『喫茶去』という店で、中国のエスニック料理屋という感じだ。私は「担々麺膳」、妻は「ちまき膳」を頼んだ。注文してから出るのに時間がかかる。待つこと1時間あ...
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香港

 日本ではあまり報道されていないみたいだが(なぜだ?)、香港で市民トラブルが続いている。そもそもイギリスが中国に返還したのがいけなかったのだが、返還する以外によい方法がなかったのかもしれない。返還後の中国政府の圧政は西側の希望をはるかに超えてひどくなり、とくに今年に入ってからの暴政は目に余る。こうなったときに、アメリカも台湾も日本も、どうしようもないんだねえ。困ったことだ。  中国政府はお...
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香港(3)

 香港の情勢は相変わらずだ。ただアメリカに動きがあり、香港民衆を支援する方向の宣言をした。究極的には香港民衆を、たとえば台湾民衆やアメリカ民衆と同じ程度の権利を持つ人々として認めるべきだと言っている。しかし、実際にはそうはいかんでしょう。なにしろ香港はアメリカともその他の国とも関係のない中華人民共和国の一部なんだから、どういう約束事をアメリカが押しつけても、中国政府がそれを受け入れなければ、それ...
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香港(4)

 香港情勢は悪化の一途だ。もう観光であっても香港へ行ってはいけないんだそうだ。つまりわれわれは香港の手助けもできないし、足引っ張りもできないという感じだ。香港は、ある種の「魔界」になってしまった。そこではそれなりの理屈が通っているのだろうけれど、その理屈はわれわれの世界では通用しないし、通用させてはいけない。ということは、向こう側、つまり中共側、でも、こちらの理屈はわかるけれど、通用させてはいけ...
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