Jalshaのブログ 小休止 まだもうちょっと書くことがある気もするが、ここらあたりで小休止をする。短歌や古典の話はしばらくお休み。 先週は、月曜日は訪問介護士さんが来て介護してくださった。火曜日・水曜日は予定がなかった。木曜日は学会のスタッフが2人やってきて夕食を一緒に食べた。金曜日と土曜日は予定がなかった。日曜日は姪(私の弟の娘)とその連れ合いがやって来て楽しくおしゃべりをした。そして今日は月曜日で訪問介護士さ... 2019.06.03 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌と瞑想 短歌の話の続きをする。むかし書いたシリーズをすこし校正したものだ。主題は『玉葉集』と『風雅集』の歌で、実際に書いたのは、この前のシリーズのすこし後の、2016年05月18日からしばらくの間だ。この前と同じように、いまの気分ですこし付け加えたりする。 さて、『玉葉集』と『風雅集』は、『新古今和歌集』よりも後の、南北朝時代の勅撰和歌集で、他の歌集とは傾向がまったく違っている。それは、京極為... 2019.06.04 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌と瞑想(2) 仏教の教えを詠った歌を釈教歌という。昨日、京極為兼の釈教歌をひとつとりあげたが、世の中に釈教歌ほど面白くないものはないことになっている。それは私も賛成なのだが、せっかくひとつ紹介したので、調子に乗ってもういくつか書いてみる。『風雅集』の釈教歌の章に、 燕鳴く軒端の夕日影消えて柳に青き庭の春風 花園院 という歌があって、これは、面白くないどころではなくて、叙景歌として見て絶品だ... 2019.06.05 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌と瞑想(3) 人間にとって最大のわざわいは人間だ。自然現象による災害などは、人間が引き起こす災いに較べれば、たかが知れている。源平の合戦は全国の武士たちを巻き込んだ大戦争だったが、その後で成立した鎌倉幕府は、強い裁判権を行使することで、百年あまりの期間、なんとか平和を保つことに成功した。しかし、鎌倉幕府滅亡以後、江戸幕府が成立するまで、人と人が殺し合う愚かな時代が、250年も続いた。『風雅集』はそういう時代... 2019.06.06 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 天皇と歌の流派 光厳上皇(1313年ー1364年)について書いた。伝記を見ると、尊敬するしかない人物なのだが、どういうわけか有名ではない。まあ、時代を考えると当然なのかもしれない。2016年に光厳上皇を主人公のひとりにする時代小説を書いたことがある。上皇の伝記をそのままにたどったものではなくて、たくさんの幻想を交えたものだが、私のなかにしっかりとした天皇像ができた。その続きというわけでもないが、光厳上皇のこと... 2019.06.07 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 中国地方会 今日から山陰地方に出かける。目的は2つあって、第1は米子市で「日本アドラー心理学会中国地方会」を覗きに行くこと、第2は鳥取市で娘の家を訪問することだ。第2の比重は行ってみないとよくわからない。なにしろ小さな子供たちがいて、その機嫌に合せて行動するしかない部分がある。だからそれについては考えない。 問題は中国地方会だ。中国地方には私と意見の違う人がいる。それがおとなしくしていてくれればい... 2019.06.08 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 中国地方会(2) 前回が6月8日(土)で、中国地方会に出発する寸前に書いた。その日は鳥取市で泊り、翌日米子市まで行って中国地方会に参加した。地方会の結果は…さあ、どうなんだろう。そもそも記事がちゃんと書けていない。混乱中だ。 表面的にはきわめて「穏当」に話は進んだ。もともとの予定はそんな「穏やかな」話ではなかったはずなのだが、演者が原稿を前の晩に全面的に書き直して、私の意見に「あわせて」くれた。もっとも... 2019.06.11 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 国のはじまり 日本アドラー心理学会の問題については、ちゃんとした資料が手に入っていないので、断定的なことはなにも言えない。だからしばらくは黙ることにする。 かわりに日本国の歴史について書いてみる。竹田恒泰氏が書かれた『中学歴史』という本を手に入れた。本文の書き出しは32ページじゃないかな。「日本列島の誕生」という題名で、次のような記事が書かれている。 この世の初めに高天原に成った神は、天之... 2019.06.13 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 中休みしかないな 先日の「日本アドラー心理学会中国地方会」の件だけれど、私個人としてはこれ以上介入するのをやめることにした。他の理事やお世話人がどうなさるかは、私は決めることができない。だから、学会内部ではもうすこしモメるのかもしれないし、このあたりで休憩にするのかもしれない。私の意見は後者で、「手は引かないけれど、積極的な関与はやめたら」ということだ。とにかく手を引いて、次のできごとが起こるのを待つ。いつのこ... 2019.06.14 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 国の中継ぎ 一昨日「国のはじまり」という題名で、史書に書かれている日本の国のはじまりについて書いた。中身はもちろん神話・伝承のたぐいで、考古学的な事実ではない。しかし、事実にもとづいていないことがあきらかな神話・伝承のたぐいをわざわざ大切に伝えてきたのは、事実以上に大切な側面もあるからだ。それは、ちょっと保守的に聞こえるかもしれないけれど、「日本人のたましい」というものだ。 今日は「国のおわり」を... 2019.06.15 Jalshaのブログ