Jalshaのブログ 炎の舞(7)
第四章 邪法
1.
いっときは平和でございましたが、それからまた戦乱の世になりました。帝にお味方して北条殿を滅ぼした足利殿が帝に背き、さらに足利殿の兄と弟とが内輪もめを始め、わけのわからぬ混乱状態になってしまいました。とうとう帝は都を出て吉野山に行幸あそばされ、そこに仮の皇居を定められました。延元二年(1337年)のことでございます。
その年の夏の終り、つくつく法師の鳴くこ...
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