Jalshaのブログ 喫茶去 妻が「外食して昼食にしよう」と言う。はいはい。11時ごろに家を出て、瀬田川に沿って歩いて南に下り、もうすこしで石山寺というあたりまで出かけた。天候は快晴で風もなく快適な朝であった。唐橋を超え、新幹線と高速道路の下をくぐると、目的地が見えてきた。『喫茶去』という店で、中国のエスニック料理屋という感じだ。私は「担々麺膳」、妻は「ちまき膳」を頼んだ。注文してから出るのに時間がかかる。待つこと1時間あ... 2019.11.16 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 香港 日本ではあまり報道されていないみたいだが(なぜだ?)、香港で市民トラブルが続いている。そもそもイギリスが中国に返還したのがいけなかったのだが、返還する以外によい方法がなかったのかもしれない。返還後の中国政府の圧政は西側の希望をはるかに超えてひどくなり、とくに今年に入ってからの暴政は目に余る。こうなったときに、アメリカも台湾も日本も、どうしようもないんだねえ。困ったことだ。 中国政府はお... 2019.11.18 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 香港(3) 香港の情勢は相変わらずだ。ただアメリカに動きがあり、香港民衆を支援する方向の宣言をした。究極的には香港民衆を、たとえば台湾民衆やアメリカ民衆と同じ程度の権利を持つ人々として認めるべきだと言っている。しかし、実際にはそうはいかんでしょう。なにしろ香港はアメリカともその他の国とも関係のない中華人民共和国の一部なんだから、どういう約束事をアメリカが押しつけても、中国政府がそれを受け入れなければ、それ... 2019.11.20 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 香港(4) 香港情勢は悪化の一途だ。もう観光であっても香港へ行ってはいけないんだそうだ。つまりわれわれは香港の手助けもできないし、足引っ張りもできないという感じだ。香港は、ある種の「魔界」になってしまった。そこではそれなりの理屈が通っているのだろうけれど、その理屈はわれわれの世界では通用しないし、通用させてはいけない。ということは、向こう側、つまり中共側、でも、こちらの理屈はわかるけれど、通用させてはいけ... 2019.11.24 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 正統思想 香港はどんどん状態が悪くなるが、しかし私がここでなにか書いてもどうなるものでもない。それよりも、どうにかなるかもしれない話題に方針を変える。 安倍総理大臣の政策は基本的には賛成だ。(「基本的には」というのは、そうでないこともあるということだ)。大っぴらに「賛成だ」と書くと、「あなたは『右翼』だから、それはそうでしょうね」と言われそうだ。いいえ、私は『右翼』ではありません。あえて分類する... 2019.11.25 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 神道の話 なんとなく『神道』の話をする。そこからだんだんと宗教、あるいは心理学、の話に進んで行くと思う。ちなみに、元原稿があって、『野田俊作の補正項』2014/20/12 あたりだ。ただし、かなり手が入っている。 1.神道の分類 漠然と「神道」と呼ばれているものを細かく見てみると、少なくとも7種類ある。 1.古代神道:仏教導入以前の時代の神道 2.中世神道:仏教と習合した神道 ... 2019.11.26 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 2.選択肢から 昨日は神道の話をしたが、今日からは仏教の話もまぜてゆく。 日本の魔法の根本にあるのは弘法大師の教え、なかんずく『即身成仏義』なのだと思う。それが現代でも日本人の文体の根柢になっていて、われわれの「現代思想」の背景になっている。「嘘でしょ」と思われるかもしれないが、ゆっくりと証明していく。 『朝日新聞』の慰安婦報道を例に考える。妙な例だと思われるかもしれないけれど、あれは魔法なの... 2019.11.27 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 3.ベイトソンの魔法 戦後の占領軍の魔法が垢抜けているのは当然で、大魔法使いグレゴリー・ベイトソンの弟子たちが深くかかわっていたからだ。ベイトソン自身も、戦争中は OSS (Office of Strategic Services) という諜報組織に雇用されて、ラジオ放送での日本向け「ブラック・プロパガンダ」の制作や、ビルマ・タイ・中国・インド・セイロンで、敵(つまり日本と同盟国)の間に不和を作り出すための諜報工作... 2019.11.28 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 4.魔法の維持 天皇はある種の魔法でもって生み出される。しかし、魔法の効果が出て天皇が生まれたとしても、その効果を持続させるためには、維持のための操作をしなければならない。そうしないと、魔法はだんだん醒めていく。いままでの経験では、どんなに強烈な魔法をかけても、だいたい2~4週間で「シラフ」に戻ってしまう。なぜなら、世間には、別の種類の魔法がかかっているからだ。だから、世間にさらされると、世間の魔法の方に戻っ... 2019.11.29 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 5.「イエスの方舟」と「オウム真理教」 国などの大きなコミュニティが人々にかけている魔法は、人々を不幸な状態にとどめておくことを目的にしているのだと書いたが、それだったらどんな国家制度でも別にかまわないじゃないかと考える人もおられるかもしれない。そんなことはないので、近代国家の魔法は、国民に選択肢を与えて、国民が自由意思で不幸を選ぶように仕向けるところに特徴がある。仮にある人が、政府が与えた選択肢以外の可能性を選んでも、自由意思を認... 2019.11.30 Jalshaのブログ